<aside> 💡 AstroX株式会社は、2022年5月に福島県南相馬市に本社を置き、東京と福島に拠点を有する宇宙輸送スタートアップです。日本から世界、さらには宇宙空間へというビジョンのもと、「宇宙開発で ‘Japan as No.1’ を取り戻す」をミッションに掲げ、小型衛星打ち上げロケットをRockoon(ロックーン)方式で実現すべく挑戦を続けています。 同社が核とする技術は、気球でロケットを成層圏まで運び、そこで空中発射する「Rockoon方式」にあります。地上発射と比べて空気抵抗や重力損失が小さいため効率が高く、発射拠点の自由度も広がる点が先見的とされています。また、姿勢制御装置などの統合試験にも成功し、懸吊型制御機構などをJAXAと共同研究することで、気球を高精度な発射プラットフォームへと進化させようとしています。 AstroXは、安価で高頻度の宇宙輸送サービスを目指し、小型衛星オペレータや宇宙データ活用企業に新たな選択肢を提供しようとしています。これは従来の地上発射型企業との差別化要素となり、需給ギャップの大きい衛星打ち上げ市場において独自のポジションを築く可能性を秘めいると思われます。 事業ロードマップでは、まず2025年度中に「サブオービタルロケット」の宇宙到達を目標としているそうです。これは人工衛星軌道には入らないものの宇宙空間(高度100km以上)に到達する試験的ロケットで、技術実証や商用観測用途に広く用いられるものです。その後、2028年度中にオービタルロケットの成功を掲げ、商業輸送サービスへ段階的に展開する方針とのこと。
市場性として、日本の「宇宙産業ビジョン2030」では市場規模倍増が掲げられており、衛星打ち上げ需要拡大が追い風となっていると思います。同社の今後の活動が期待されます。(AS)
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宇宙ベンチャーの最前線!AstroX 小田翔武CEOに聞く「挑戦」と「ビジョン」
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