<aside> 💡  株式会社エンドファイト(2023年設立、本社:東京)は、植物と微生物の共生を軸に「あらゆる環境で植物を育てる」ことを目指すスタートアップです。同社の核である技術は森林土壌由来のDark Septate Endophyte(DSE)とされ、あらゆる植物の根に共生して養分吸収や耐乾燥性・耐病性を高め、光や温度条件に大きく依存することなく開花・結実を促すという多面性のある効果を発揮するとのこと。

同社は世界有数規模のDSEライブラリー(1万株超)を保有し、作物や環境条件に応じて最適な菌株を選択できるとのことで、目的に合わせて乾燥地や低栄養土壌、都市緑化、汚染地の再生といった幅広い領域での応用が期待されます。

具体的な事業分野として同社は、土壌再生、気候変動や環境劣化に対する環境再生型・保全型農業、そして、より広くは世界規模の環境課題解決のための環境系新規事業の共創支援を掲げています。同社は、DSE資材や接種苗の提供、企業・自治体・研究機関との共同研究やライセンス展開を進めており、既にイチゴやトマトで実証が始まっているとのこと。2024年には約1.5億円の資金調達も実施し、技術開発と市場展開を加速中です。

上述のような事業分野でグリーンインフラを支えることを掲げ、同社は2031年の海外上場を視野にグローバル市場を志向しているそうです。市場性は気候変動や食料安全保障の観点から高く、課題は残るものの新たな環境ソリューションを提供しうる企業と位置づけられ今後の活躍が大いに期待されます。(AS)

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株式会社エンドファイト

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#45 劣悪環境でも植物を育む微生物技術が変える、農業と都市の景観|未来共創イニシアティブ~プラチナ社会を実現~

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