<aside> 💡  京都府の株式会社Eサーモジェンテックは2013年創業。半導体事業経験と独自の熱電発電技術に基づき、地球上の膨大な未利用低温排熱(300℃以下)を電気エネルギーに効率的に変換・回収することで、持続可能な社会構築に貢献することを目指しているようです。 同社ウェブサイトによると、地球上の低温排熱は全一次エネルギー供給量の約45%を占めるといわれているとのことで、同社の目指すところはカーボンニュートラルやSDGsへの具体的な貢献を果たすことにあります。  同社の核となる技術は、世界初実用化とされるフレキシブル熱電発電モジュール「フレキーナ®」、極薄フレキシブル基板に実績あるBiTe系熱電素子を半導体技術で高密度実装し、低コスト・高性能化を実現。湾曲自在な構造で多様な熱源に密着し、高熱回収効率と実用的なコスト性能比での発電を可能とするもので、500社超から引き合いがある由。  低温排熱を利用することから、電池不要となりメンテコスト大幅削減だけでなく、高出力・高頻度サンプリングや故障予兆診断可能なコストパフォーマンス、超小型・容易な設置によるIoTシステム導入促進を可能とするそうです。 具体的な適用範囲は、mWからkWまでと幅広く、mWクラスIoT向け(S1-P&F)、Wクラス温水排熱利用屋外電源(S1-P3)、kWクラス水蒸気・排ガス熱利用工場電力向け(S2-W/S2-C)など多岐にわたります。 「フレキーナ®」技術を核とした熱電発電ユニットにより、工場廃熱を利用した「フレキーナ®」で地産地消型のエネルギーマネジメントシステム(EMS)やバーチャルパワープラント(VPP)構築に貢献し、熱電発電分野で世界トップのユニコーンを目指すという高い目標を掲げるE-サーモジェンテック。 新興技術市場調査会社IDTechEx予測として、2032年までに熱電発電市場は67億ドル規模に成長するとのことで、同社技術の市場性は高いと言えそうです。同社の今後の活躍が期待されます。(AS)

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株式会社Eサーモジェンテック|熱電発電で持続可能な社会の構築に貢献

Eサーモジェンテック『携帯の父』が挑む異端の熱電発電|連載|日本物流新聞オンライン

湿布のような半導体が工場の排熱を電源に変える

(Science&Tech フラッシュ)配管に巻き付け熱を電気に変換