<aside> 💡  サステナテック株式会社(本社:福井県、創業:2020年)は、地球環境負荷を大幅に削減する革新的な「超臨界CO2染色加工技術」を核とする研究開発型の企業だそうです。特に、従来の染色工程で大量に消費される水や排出される廃液の問題に対し、水を使わずCO2を循環利用することで、環境に優しい繊維製造を実現しているとのこと。

NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の成果報告会での発表によると、同社はCO2で溶ける特殊な糊剤の開発に成功し、これにより65年間染色が困難とされてきたポリプロピレンの染色を実現しました。さらに、ナイロンやポリエステルの撥水・抗菌・抗ウイルス加工もほぼ達成しています。この技術は、染色から機能加工までを一つの装置で完結させ、廃液処理施設の不要化やエネルギーコストの大幅削減を可能にします。

最近では、多筒型繊維用超臨界染色・機能加工試験機「Sustaina Dye-mini」の販売を開始し、中小企業や研究機関への技術普及も進めています。これは、染色堅牢度の向上や、多品種小ロット生産への対応を可能にし、同技術の更なる市場拡大に寄与すると期待されます。

サステナテック株式会社は、SDGsへの貢献という明確な社会課題解決型ビジネスモデルを確立しており、繊維産業における持続可能性を追求するグローバルな動きの中で、その存在感を一層高めていくと考えられます。スマートテキスタイル分野への応用可能性も視野に入れ、未来の繊維産業を牽引する企業としての成長が期待されます。同社の益々のご活躍とご発展を祈念致します。(AS)

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サステナテック株式会社

みどりをつなぐヒト#137 水を使わずCO2で繊維を染色 サステナテック 堀照夫

2024年度NEDO先導研究プログラム成果報告会 ~フロンティアの発掘・育成から大型プロジェクトへ~ 【事業者発表③】

世界初!多筒型繊維用超臨界染色・機能加工試験機 “Sustaina Dye-mini”(サステナテック株式会社) | 福井県ホームページ