<aside> 💡 視力に悩む人々の手に最速で届ける 2021年に光学機器・ガラス製品製造における大手企業HOYA株式会社からスピンアウトして独立したスタートアップ企業ViXion株式会社(本社:東京、以下同社)は、“テクノロジーで人生の選択肢を拡げる”を目的とし、見え方の能力拡張を実現する製品と解決策を提供しているそうです。
同社の最新製品ViXion01Sは、目の酷使や加齢に伴う見え方の課題解決を支援するそうですが、医療機器ではないため、アイウェアとして開発されたそうです。この製品の特長は、自動焦点機能を搭載している点で、かけた後、左右にあるつまみで調節すれば、それ以降自動でピントが合うとのこと。
同社製品の源は、HOYA株式会社の一部門で開発された暗所視支援眼鏡にあるそうですが、その製品を一層進化させて弱視の人だけではなく、「見え方のわずらわしさ」を感じているすべての人にそのわずらわしさから解放する道具を提供することを目指しているようです。製品の適応領域を広げる、つまり市場を広げるということは、市場にニーズ、とりわけ同社製品のように「見え方のわずらわしさ」を感じている人すべてとなるとそれぞれの細かなニーズに対応しなければなりません。スピード感をもって細やかなニーズに対応しつつ製品開発・販売するためにHOYAという大手企業から分社した同社の動きは軽快、クラウドファンディング型資金調達により5億円近い資金を集め、2024年1月には、毎年ラスベガスで開催されるコンシュマー・エレクトロニクス・ショウ(CES)にて優れた製品やサービスを表彰するOmdia Innovation Awards2024及びPhandroid – Best of CES 2024の二つの章を受賞したそうです。
最後に、同社の活動を紹介する東京新聞記事の冒頭部分を紹介しておきます。
「小さな企業であるヴィクシオン(東京都中央区)が開発したViXion01S(ヴィクシオンゼロワンエス)をかけた瞬間、近眼と老眼に乱視が加わり常にぼやけ気味だった視野が一変した。」
「見え方のわずらわしさ」を感じている人の数は、日本国内だけでもかなりの数と推測できますが、世界全体となれば・・・「億人」の単位になりそうです。「視る力」を補うことは人の生活を大きく変えることになります。小さな企業が多くの人々の生活を豊かにすることに資する、それもスピード感をもって。同社の益々のご活躍を祈念しております。(AS)
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<視点>企業の社会貢献とは 良い人材は中小にこそ 論説委員・富田光:東京新聞 TOKYO Web
クラファンで4億円超えを達成。視覚を拡張する「ViXion01」の可能性 | EMIRA
老眼にも効く! ピントが自動で合う眼鏡、ヴィクシオン「ViXion01S」