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2021年に設立されたPaebbl ABは、スウェーデンに総本社を置き、オランダ、フィンランド、イギリスにも活動拠点を構えているようです。同社は、外部で回収された二酸化炭素(CO2)を原料(フィードストック)として活用し、独自の鉱物化ユニットによって高機能な建築資材へと作り変える革新的な事業を展開しているとされています。

その中核は、自然界では数世紀を要する鉱物化プロセスを1千万倍に加速させ、わずか1時間で完了させる「加速鉱物化技術」とのことです。生成される「Paebbl Rebond 200」は、セメントの主原料で排出量の多い「クリンカー」を代替するSCM(Supplementary Cementitious Material:補助セメント質材料)として機能するようです。製品1トンあたり最大220kgのCO2を永久固定できるだけでなく、既存の製造インフラにそのまま導入可能な点が、専用設備を要する他社技術との大きな差別化要素と考えられます。

現在は工業用床材や橋梁などの建設分野を主要ターゲットとしていますが、2028年には初の商用プラントの稼働が予定されているとのことです。都市インフラを「炭素の排出源」から「炭素の貯蔵庫」へと転換させ、将来的に10億トンのCO2を固定するという壮大なビジョンは、地球環境の再生と産業の脱炭素化を両立させる極めて高い市場性と先見性を備えていると評されています。(AS)

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