<aside> 💡 燃えにくく高層を可能にする木造建築技術  木の香りとぬくもりで包まれた家は、心身共に心地よくしてくれますが、耐震性を含む強度、耐火性の面に難点があると考えられてきました。  株式会社シェルター(本社:山形県、創業1974年、以下同社)は、木造住宅の強度・耐震性を大幅に向上する技術KES構法プロトタイプ特許を1979年に、KES構法特許を1991年にカナダ・米国で1995年に日本で取得しています。更に、予てより柱・梁・間仕切り壁・外壁など耐火性能向上開発を続けて、2時間耐火「COOL WOOD」を開発し国土交通大臣認定を取得してきた同社は、2017年に3時間耐火の木質部材(COOL WOOD)の国土交通大臣認定を取得し、2018年に新潟市で日本初の5階建て純木造ビルを竣工したとのことです。その後も同社は多くの木造の建築物を建て続けており、その事例集が同社ウェブサイトに掲載されています。

同社会長木村一義氏の目標は都市を森に変えることだそうです。木造建築物は言わずもがなですがCO2削減にとても役立ちます。建築用に森林から木材を切り出してもそこに苗木を植えれば数十年間にわたり空気中のCO2を十分に吸い込み酸素を吐き出続けつつ樹木が育ちます。つまり建築資材としての樹木はCO2の蓄積材ともいえることになります。気候変動問題がクローズアップされるようになってCO2削減は日常語になりましたが、木村会長の都市を森に変える目標は気候変動問題が言われるようになるはるかに前、大凡50年前から描いている構想だそうです。

純木造ビルは、空気中のCO2削減や人にやさしい環境を提供するばかりでなく、断熱性の面から省エネであるともいわれており、更に工期も、これまでの鉄筋コンクリート製ビルより短く済むとか。都市部にそびえたつ鉄筋コンクリート造りの建築物が、環境にやさしく人にやさしい木造建築にとってかわる時代の扉が開かれ、一般住宅においても100年住宅、200年住宅も夢ではなくなりそうです。とてもワクワクしますね。同社の益々の発展とご活躍を期待します。(AS)

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Shelter Inc.

日本初の木造高層ビルで構造部の技術の核心に迫る:スゴいぞ!ニッポンの木のチカラ2020

木造都市をつくる! 「燃えない木」誕生の熱すぎる物語 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

1/15(金) 日本最大級の木造商業施設「ミナカ小田原 完成見学会」開催!