<aside> 💡 脱炭素社会へ向けて 創業以来コンクリート一筋、しかし文字通りの堅い会社ではありません。ここに紹介する會澤高圧コンクリート株式会社(創業: 1935年、本社:北海道苫小牧市、以下同社)のウェブサイトには楽しい驚きが満載です。 コンクリートを軸に広げる同社事業の多様性と柔軟性には目を見張ります。
その多様な事業を支える同社のユニークなコンクリート造りを同社ウェブサイトから拝見しました。
上記3点は夫々異なる特徴を有しますが、共通点はCO2削減に貢献できるということと理解しました。このCO2削減に対する同社の取り組み目標は壮大です。今年2024年4月に、グリーンアンモニア製造艦「MIKASA」の実証艦建造を進める「MIKASA製作委員会」の概要を発表。コンクリート製の同艦の上には、風力発電機とそこから得られる電気を使用してアンモニアを生成する設備が搭載されています。アンモニアを陸地に運びLED光触媒により低コストで水素燃料を作り出すプロセスも提案されています。実現すれば全プロセスをCO2排出ゼロでクリーンなエネルギー生成を可能となるそうです。「MIKASA」艦を全国各地の海域に配備すれば、クリーンエネルギーの供給源を全国展開可能となりそうです。 更に、今年9月には米国MITと組んで50社を募り蓄電コンクリートの社会実装計画を発表。再生可能エネルギーには蓄電池は必須となります。ここまで見てきたように同社の目標は同社の根幹をなすコンクリートを使用しつつも全工程の総和としてCO2排出をゼロ又はマイナスとすることを目指しているようです。 同社は、「2019年より当社では、『脱炭素第一(Decarbonization First)』を掲げ、2022年には、2035年までに温室効果ガス(GHG=Greenhouse Gasの略)のサプライチェーン排出量を実質ゼロにする「NET ZERO 2035」にコミット」したとのこと。当面の同社の一連の活動はこのコミットメントを完遂することと理解しました。コンクリートの力の凄さを感じます。同社の今後の活躍から目を離せませんね。先ずは同社の一層のご発展を祈念しております。(AS)
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會澤高圧コンクリートと米Syzygy、光触媒水素リアクターで技術提携 | 高知新聞